Blenderを使ってCGで雲を作ってみる その8

皆さんこんにちは、武田です。

雲を透かした月が撮れました。

雲を見ていても、あの雲はどれぐらいの濃さなんだろうというのが気になってきました。
雲の後ろにはたいてい雲か青空しかないので、どれぐらい後ろの物が透けて見えるぐらいの雲なのか、
いまいち見ても分からないのですよね。
薄い雲は、やっぱりかなり薄くて後ろの物が結構見えるようです。

雲の中に突っ込んだ飛行機の窓から見ると、翼の先は少し白く見えますが、まぁ翼の先が見えないということはないようです。
でも、普通旅客機は入道雲の最も濃さそうなところにまっすぐ突っ込んだりはしないですよね。
あの白い雲は、何メートル先まで見える程度の濃さなのでしょう…
(その辺の濃さのパラメーターが正しくないと、正しい見た目にするのはなかなか難しいのかもしれません…!)

さて、前回はシミュレーションでそれらしくモクモクした雲を作ること、をしてみました。
最初は、あまりスケールを気にしないで計算したら、ひとつのモクモクの大きさが大きくて、
なんだかスケール感が感じられない雲になったのです。
そこで、数百メートル程度のシミュレーションを実スケールに合わせた箱で計算することで、なんとかそれらしい形状になりました。

しかし、こういうモクモクした雲の本丸は、そびえたつ入道雲ではないでしょうか?
しかし、入道雲の高さは 10000m のレベルです。
数百メートルの計算をそのまま大きくしたら、20倍ぐらいです。
縦20倍、横20倍、高さ20倍…そのまま単純計算したら、8000倍…。
ムリムリ、絶対無理です!

幸い、入道雲の形が分かるのは遠くから見た時で、近づけば小さな雲の集合体でも良さそうです。
(全体像なんて見えません)
シミュレーションの箱を数千メートルの規模まで大きくして、どこまで解像度を粗くしても大丈夫でしょうか?

パラメータを変えていろいろと試してみたのですが、結果だけ見てみましょう。
大体、200x200x200メッシュ前後でシミュレーションした、3000m 規模の雲です。
大まかな形自体は手で与えて、煙を発生する細かい板を配置して、そこから煙を吐き出しました。

あまり煙が勢いよく立ち上るようにすると、キノコ雲みたいな形がぽこぽこ発生して、
あまり雲らしくなくなってしまいます。
しかし、あまり煙を重たくすると、モクモクした勢いがなくなってしまいます…

そのバランスをとってこんな具合の煙になったのですがどうでしょうか…

レンダリングをしてみると、むむ、まぁまぁ何とかなるもくもく具合でしょうか。

そして、さらに 9000m 規模のくもを 300x300x300メッシュ(!)まで頑張って計算をしてみました。

奥に、元の形に使った、なんちゃって入道雲が映り込んでますね。シミュレーションの煙のほうは、表面のモクモクが細かいので、なんとか大きな雲の雰囲気は出ているようです。

では、それらの雲を、幾つか配置してみます。
大きな雲を作る前の、小さな雲も手前に配置してみました。

左下にカメラがあって見上げています

レンダリングをしてみると…
うん、悪くないのですが、ちょっと距離感が足りないですね。

こういった入道雲を横から見るのは、随分遠くにある場合ですから、空気遠近法がちょっと欲しいですね。
そこで、手前に空気の層を配置して、空気遠近法をかけてみます。
ちょっとわざとらしいぐらいに空気感を入れましたが、こうなりました。

遠くの大きい雲感が出てきたかもしれません!

しかし、本当のところを言うと、写真などと見比べるとまだモクモクの解像度感がたりないなーというのが正直なところです。
でも、これ以上シミュレーションの解像度を上げるのは厳しそう…
ということで、そこそこ大きな雲を、何種類か作って、
そうした雲を組み合わせて大きな雲にするのが現実的かな、というところなのですかね。

今度は、ひつじ雲やすじ雲が欲しいなぁ、どうしようか…
というところで、ゆるっと続きます!

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